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独り言

アヒル盗作やめよ!:中国共産党が社説で激怒

世界中を旅し、現在は香港に滞在中の巨大な「黄色いアヒル」。

オランダ人芸術家が製作したアート作品だが、中国各地で偽物のアヒルが登場している。

米国のディズニーランドから日本のドラえもんまで“パクリ盗作”があふれ、

世界からひんしゅくを買ってきたが、ついに中国共産党の機関紙「人民日報」が、

盗作を戒める社説を掲載した。

便乗商法による金儲け主義を強く批判し、アート作品を尊重するよう訴えている。

機関紙社説で批判  「(偽物のアヒルは)われわれの創造性と未来を損ない、ついには想像力の

喪失をもたらすだろう」中国最大の発行部数を誇る人民日報は社説で、安易な盗作を厳しく指弾した。  

「ラバー・ダック」と呼ばれる黄色いアヒルは、オランダ人芸術家が仕掛けるアートプロジェクトの

一環として製作された。さまざまな動物の巨大なオブジェを公共の場に展示するスタイルで知られる。

アヒルは、その愛らしい姿で世界を癒やし平和を訴えることを目的に旅を開始。

これまで大阪、ブラジル、オーストラリアなどの9カ国13都市を回り、今月は香港に滞在中。  

空気が抜けてぺちゃんこになる悲惨な目にもあったが、今度は各地で増殖する偽物騒動に巻き込まれた。

 

フランス通信や香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道によると、

先月に杭州や武漢、天津といった都市の河川などに、模倣した本物よりも小型のアヒルが

相次いで浮かべられた。不動産開発業者が、宣伝のために作製したという。  

さらに多くの業者が販売を目的に偽物の製造を開始。

中国ネットオークション最大手「淘宝」では、高さ2メートルのものが

2800人民元(約4万6000円)、本物と同サイズが11万8000元(約190万円)、

本物よりも大きい高さ20メートルのものだと14万9800元(約240万円)で出品されている。  

ネット上でも流用によって増殖。

6月4日に発生から24年を迎えた天安門事件の現場に黄色いアヒルを合成した写真が登場。

このサイトでは「黄色いアヒル」という言葉が検索不能状態になっている。  

こうした事態に、“パクリ天国”と揶揄され、知的財産の保護問題で世界から批判を浴びてきた

当局としては、もはや看過できないと判断したようだ。  

 

人民日報の社説は、「アヒルは人類共通の文化であり、幼少期の思い出であり、

反商業主義の純粋な芸術である」と、その芸術的価値を高く評価。

「黄色のアヒルが増えれば増えるほど、ホフマン氏の反商業主義の精神からは遠ざかり、

さらに明らかなことは、われわれの創造性を弱体化させるということだ」とし、

安易な盗作がはびこる現状に危機感を示した。  

「わが国の革新性が低下していく様を目の当たりにすることは悲しい」  

社説は、中国文化に誇りを持ち、独自の作品を創造していくことの重要性を訴えている。

その声が人民に届き、中国から盗作が消える日は来るのだろうか。

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 全くもって、自分勝手な言い分。。。→人民日報

国民に信頼・信用されていない、ということがよく分かる。