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独り言

前防衛相・森本敏

≪中国の「尖閣奪取」は本気だ≫  

尖閣諸島があらゆる面から見てわが国固有の領土であることには一点の疑いもない。

これに対し、中国が尖閣の領有権を主張し始めたのは、1970年代のことであり、

しかも、そこには何の根拠もない。そればかりか、外相が国連演説で日本が尖閣を盗んだと主張して

みたり、自国民の反日感情を煽(あお)ってみたりと、中国側の反応の仕方はあまりに質が悪い。  

しかし、中国は本気である。不条理ではあっても、一度(ひとたび)、主張したからには、

3戦(心理戦・世論戦・法律戦)を駆使して目的の実現を図るつもりであろう。  

そのうち中国が国内不安に陥って政権の統治能力が脆弱(ぜいじゃく)になりでもしたら、

求心力回復のため経済的犠牲を払ってもさらに不条理な実力行動を起こす可能性が高い。

それは中国の為政者が歴史的に使ってきた統治のやり方である。

わが方は、中国がいつ非常手段に出ても断固たる対応ができるように態勢を整えるべきである。  

昨年、わが国が尖閣を国有化したのは東京都が購入するのを防ぐ危機管理的な措置であった。

だが、中国は石原慎太郎都知事と野田佳彦首相の共謀と受け止め、

以来、段階的に島嶼(とうしょ)奪取の目的を達しようとしている。

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悲しいかな、、、3戦(心理戦・世論戦・法律戦)において、

我が国日本は、中国共産党の今までの国際経験と図々しさに完敗している。。。

日中の2国間だけの問題にしないで、全アジア諸国や米国・ロシアなども巻き込んで

国際的な世論を相手に対処・対応をして行ったら良いと思う。

 

世界の何処の国でも中国と言う国に対する「見方」「想い」は同じであるのだから。。。