北方領土
中露の貿易額は近年、急増。昨年は900億ドル(約8兆4千億円)を超える見通しだ。
首脳も頻繁に相互訪問し、友好関係が維持されているようにも見える。
しかし、中国の輸入は資源などに偏り、代わりにロシアには粗悪な中国製品が大量に流れ込んでおり、
ロシアの対中貿易赤字が膨らんでいるのが実態。
また極東地域の人口は約630万人でソ連崩壊後、約2割も減った。
対して国境を接する黒竜江など中国東北3省は1億人以上おり、
人口圧力で、この地域が中国にのみこまれてしまうという危機感がある。
こうした中国脅威論を背景に、経済評論家のイノゼムツェフ氏は昨年(2012年)、
週刊誌アガニョークへの寄稿で「極東を日本や韓国、米国との協力の場に変えることは、
地域の近代化の最も重要な礎になる」とし、日露平和条約締結の必要性を強調。
北方領土も、一部を引き渡し、日本と関係を強化することは「国益にかなう」と主張した。
国際平和財団カーネギー・モスクワセンターのトレーニン所長は昨年末発表した論文の中で、
(1)ロシアは日ソ共同宣言に基づき歯舞・色丹両島を引き渡す
(2)日本は島々での露側の経済活動を支援する
(3)両国は四島に共同経済圏を設ける
とした上で、択捉、国後両島は50年後に日本側に主権を移す
という、「香港返還に似た」解決策を提唱した。
同氏は本紙の取材にも「(北方四島は)極東発展の原動力になりうる」と話した。
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北方領土、いよいよ本格的(具体的)になって来ましたね。
まだまだ油断は出来ないのでしょうけどね。
私は、上記の提案は良い案だと思う。
日ソの為にも、日米の為にも、対中・対韓の為にも、是非とも成立させてほしい。
それには日本も安定した長期政権が必要ですね。