周辺はまだ「冷戦時代」
このところ、北朝鮮のミサイル発射に関心が集中していますが、
尖閣諸島をめぐる日中間の緊張状態から目をそらしているわけにはいきません。
「空自スクランブル800回」は、そんな現実を数字というかたちで私たちに突きつけます。
800回。これは冷戦終結が宣言された平成元年度に迫るスクランブル=緊急発進の回数です。
当時は旧ソ連機の接近への対応がほとんどでしたが、今は中国機の接近飛行に対するものが中心です。
東シナ海では日米中3カ国の戦闘機や偵察機、艦船が海に空に展開している現状。
ロシア機対応の緊急発進も相変わらずです。
北朝鮮といい、中国といい、日本周辺の緊迫度は冷戦期並みなのです。
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冷静に大局的な観点から、現実・事実を見て判断しないといけない。
これからの日本近郊は、世界で一番危険な地域なのかもしれない。
誰も戦争はしたくないし、望んでもいない。
ただ、日本民族の尊厳(主権・領土)は永遠に守らなければならない。
知識や知恵を出し、ありとあらゆる想定をして今から準備をしておかないといけない。